随所に点在する異国料理店、ディープな雰囲気、適度なユルさ・・・鶴間駅西口を降りてすぐの立地にたたずむミラクル鶴間店は、市内に数あるインド料理店の一つです。「鶴間駅前のメニューが大量に貼られたインド料理のお店」というと分かりやすい方もいるかと思います。

建物の1Fは虹むらさん。その上の階がミラクルです。

南林間に支店を持ち、ローカルチェーン店舗として神奈川県内の同業アジア圏エスニック料理各店舗からも注目を集めているようですね。店内では輸入食品の販売もしています。

インパクトは何といってもこの大量なるメニューの嵐。お店の入口へ続く階段のところに、これでもかというほどメニューが貼り出されています。南林間店もお店の前が似たような感じでメニューのオンパレードですが、鶴間店の方が階段がある分さらに賑やかですね。

雑然としていてもまちの風景の一つとして違和感なく馴染んでいるところこそが多国籍タウンやまと。確実にこのまちの雰囲気や空気感を作っているお店でもあります。

階段を上り詰めると入口に到着・・・ですが取材当日、換気のためでしょうか、ドアが開いたままになっていました。ドア付近にはしっかり消毒用アルコールもあり感染対策がされています。

店内へ入ると・・・がらんとしていました。だ、誰もいない？？「こんにちは～」と日本語で二度三度呼びかけると、ようやく奥の方からユル～ッと現れた男性店員さんが一人。どうやらお手洗い中だったようです。このようなユルさこそ、鶴間エリアのエスニック料理店ならでは。念のため営業中か確認すると、「ヤッテマス」。

メニューはかなりコスパ良好。それはもうよすぎるぐらいコスパがいいです！（メニューの表示価格は税込みです）。Bセットをカレーの種類をチキン（チキン、野菜、日替わりの中から1種類選択）、ナン、ドリンクはのどごしさわやかなラッシーをセレクト。

カレーの辛さレベルも選ぶことができ、希望がない場合お店がおススメの「辛口」で出されるとのことです。

注文後、先に運ばれてきたラッシーでのどを潤しながら待つこと数分。ペーパーを敷いたトレーから豪快にはみ出した焼き立てのナンとともに、メインメニューが運ばれてきました！

見た目はボリュームがあるように思えますが、薄いナンの軽やかさがリズムのようになってサクサク食が進み、意外と難なくクリアできます。チキンカレーはお肉は小ぶり、しっかりとコクがありながらもしつこくなく、サラッとした口当たりでした。

ナンの種類もスタンダードなプレーンからひと味違うガーリック、ハニーチーズまであり、デザートも健在。カレーの辛さレベルはマイルド～ミラクルホットまで5段階あり、炎マークが5つ付いているミラクルホットは作る店員さんも顔が汗ばむ超激辛だそうです！！

なお、ラッシーはヨーグルトをベースにしたインドのソフトドリンクなのである程度辛さ緩和剤になり得ますが、辛さレベルがミラクルホットともなると・・・本場インド人の方すらもたまげるという、神経直撃系の迫力があるそうですΣ(ﾟДﾟ)！！

完食後、サッとテーブルに来ては「オカワリハ？」との店員さんでしたが十分でした。BBQ系ではジューシーなチキンティッカやタンドールなどがあり、コスパはかなり太っ腹という意味でもやっぱりミラクルなのかもしれません。ミラクルのコスパのよさと満足度は、今日も地域で愛され続けています。

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